Archive for the 'プルメリアの基本的な育て方' Category


プルメリアの冬越し。

これって、結構苦手にしている方、ホント多いですよね。
上手くいかなくて、一部壊死しちゃったりとか、

そんなご相談、かなり多いです。

なので、ちょっと時系列で説明していきます。

 

<12月~1月頃>
最低気温が5度くらいになったら、外に出してあるプルメリアの水やりを止めます。
で、そのまま寒さに慣らすため、最低気温2度くらいになるまでは外に出しておきます。

<1月~2月>
プルメリアを室内に取り込みます。日当たりの良い場所というよりも
窓際で、窓から50センチほど離した場所に置きます。
窓にあまり近すぎると、冷え過ぎて霜焼けのようになってしまうため
最低50センチは離した方が良いです。

<水を切ると落葉してきます。>

下の画像のように、冬場は葉が枯れて落ちます。
これは気温が低いからという事ではなく、
水を切ることによって葉が落ちている状態です。

寒い状態で水を与えると、根が冷えて死んでしまうため
水を切ることにより仮死状態にしているわけです。

現地では雨季と乾季がありますので、乾季を体験させているような状態です。
プルメリアは幹に水分を蓄えているため、サボテンのように水を切っても生きています。

fuyugosi-2

 

<冬越し中の水やり>

特に、ジャングルジャックスのプルメリアに関して言えるのですが
※ミニチュア系のプルメリア

下の画像のように幹にシワがよってきたら、
コップ1杯程度のお水を与えることが大切です。

fuyugosi-1

このタイミングでお水を与えないと、水切れを起こし
先端から壊死してしまうことがまれにあります。

尚、ジャングルジャックス以外のプルメリアは
この状態になってもお水を与えなくても大丈夫なことが多いです。

お水を与える際は、暖かい時間帯にしてください。

品種特性とはいえ、このコップ1杯のお水がかなり大切です。
期間としては環境にもよりますが、2~3週間に1度くらいのタイミングです。

<3月~4月>
気温が少しずつ高くなってくる時期ですが、
お彼岸を過ぎるまでは雪が降ったり、寒の戻りがあるため
3月中はまだ室内のほうが無難です。

室内であれば日中15度くらいまで暖かくなることもありますし
暖房を入れていれば、20度近くになることもあると思います。

室内の最低気温が12度~15度であれば、
お水やりを開始しても大丈夫です。

僕の場合には4月になってから外に出し
水やりを開始しました。

<マンションなどの場合>
冬でも室温がしっかり保て、日当たりが良い場合は
冬越しというよりも室内で育てている感じになることがあります。

特に都内のマンションなどに多いのですが、冬場でも20度くらいの室内で
日当たりもよく、プルメリアを休眠させる必要がないことがあります。

その場合には、無理に休眠させず、通常通りの水やりをすることで
葉を茂らせたまま、室内で冬を越すことが可能です。

特に、床暖房が入っているようなお家の場合
休眠させず、通常通りの水やりで室内で育てると
花芽が付いたり、よりよく成長しますので、
タイやハワイと同じような環境となるため
大きく育ち、幹も太くなるのが早くなります。


プルメリアの葉っぱの色が白っぽくなって
なんだかカサカサな感じになってきたら。

それはハダニの仕業です。

hadani

これ、見た目も悪いし、クモの巣みたいのも張るし、
あんまり気持ちの良いものではないです。

ハダニが付いたからって、プルメリアが死んじゃう訳じゃないですけど
なんだか見た目もよろしくないし、気持ち悪いですよね。

プルメリアを数鉢置いている方や、他の植物にも移ってしまうため
駆除をしたいところです。

乾燥すると付きやすい虫で、大体つくのは5月~10月。
ベランダに置いている方に付きやすいです。

なぜベランダかというと、エアコンの室外機の風で
乾燥状態を作り上げてしまうため、ハダニが付きやすくなります。

では、対処や予防に関して説明します。

僕の場合には見つけ次第、葉を洗います。
ジャブジャブとシャワーで水をかけて洗います。

農薬などもたくさん売ってますが、ハダニはかなりしつこい虫。
農薬を散布しても、耐性が付いてしまい効かなくなります。

3種類くらいの農薬をローテーションで
使っていかなくてはいけないのでかなり面倒です。

僕の場合は、水で葉を洗ったり、濡れタオルで拭いたり。
(※葉っぱの表と裏両方行うのがコツ)

で、見た目もよろしくなくなってしまった葉は
全部取ってしまいます。

すぐに新しい葉が生えてくるので心配は無用です。

では、予防はどうすればよいかというと、
毎朝、葉っぱをジャブジャブとシャワーで洗うことです。

たったこれだけで、ハダニが付きにくくなります。
ハダニを水で落とす感じです。

また、ハダニは乾燥が好きで、水に弱い性質を持っているので
水攻めをすることで、退治することができます。

わざわざ、人間の体に悪い農薬を買ったり、
定期的に散布したりする必要はありません。

シャワーをかけるだけで予防がバッチリできますので
ベランダに置いてあっても、下の階の方を気にしながら
是非やってみてくださいね!


プルメリアにとって、日本の冬が一番苦手です。
それは寒いから。

タイやハワイは1年中夏みたいなもんです。
でもここ日本には四季がある。こればっかりはどうにもこうにも・・・。

冬を知らないプルメリアには、日本の冬は結構過酷なもんなんです。
寒すぎると死んでしまう植物なので、寒くなったらお部屋に入れてあげてください。

ポイントは3つ!
(1) 5度を下回らない日光が当たる窓際に置く事。
(2)そしてお水は月1回か2回。
(3)肥料はあげない。

この環境に置くと、葉っぱは茶色く枯れて最後には無くなります。でも大丈夫!!
プルメリアの冬眠が始まったと思ってください。
でも、先端の小さな葉だけが生き残ってるのがベストな状態!
だから、プルメリアの先端だけを陽に当てるのもアリなんです!

冬、寒くなると葉っぱが落ちてきますが
これは自然なこと。

プルメリアは、冬の間は休眠するんです。
熊と同じ、冬眠です。

6寸2年株。この枝数はすごすぎるョ…

冬眠中のケアについて、少し説明しますね。

■置き場所

冬は必ず、お部屋の中に入れてあげてください。
冬の日差しは弱いので、日当たりの良い南の窓際で
思いっきり日に当ててください!

温度は10℃以上あるとベストです。
低い場所より、高い場所の方が温度が高いので、
床に置くよりも、出窓や台の上に置く方が良いです。

※ただし、夜間は窓の近くは冷えるので、
夜は窓から30センチぐらいは離してください。

お部屋に入れたとしても、葉っぱは落ちますが、
冬眠なので心配しなくて大丈夫
思いっきりお日様に当てながら、春に葉っぱが出てくるのを待ちましょう!

■水やり
葉っぱが落ちたら、お水はあげなくてOKです!
まったくお水をあげないなんて、本当にいいの?!と
心配になってしまうかもしれませんが、
太い幹に栄養を蓄えているので、平気です!
新芽が出てくる春先まで、あげなくてOK!

というスタンスを基本軸にもって、
月に1回程度、コップ半分くらいのお水をあげると
幹にシワがよりにくくなります。
お水をあげるのは暖かい時間帯にしてくださいね!

■よくあるトラブル
もし、枝先がしわしわになったり、黒くなってしまったら
日差しと温度が足りないサイン。
春(4月後半)になってその部分から新芽が出てこなければ
寒さで壊死してしまった状態です。

その場合には、切ってしまうほかありませんので
勇気をもってバシッと切ってしまってください。
プルメリアを育てる上で、一番トラブルが起きやすいのが
この冬越しです。

比較的マンションの方は室温が高いので、上手に冬越しできているようです。

感覚としては、あなたが寒いと思う温度は
プルメリアも寒いと感じるわけですので
あなたが過ごしやすい状態にしてあげればOKということですね!


プルメリアがハダニやさび病などにかかったら。
大慌てで「大変!どうにかしなくちゃ!」
ってなっちゃう方も多いと思います。

プルメリアフリークの方には怒られてしまうかもしれませんが
僕の場合、基本的には薬は使いません。

では、症例とともに、説明していきますね!

まずはさび病。

こんなのをさび病と呼びます。

83-1

ポツポツと茶色い点々が葉っぱにあるのわかりますか?

ちょっと拡大してみましょう。

83-2

こんな感じ。
この点々は最初針の穴くらいの大きさから始まって
次第に大きくなり、葉色も悪くなってきます。

そして、葉の裏側を見るとこんな感じ。

83-3

これがさび病です。

さび病は何がいけないかというと、
胞子が飛んで他の植物にも感染します。

そして、さび病にかかった葉っぱは次第にダメになってしまい
植物を弱らてしまうのです。

プルメリアを数鉢持っている方であれば
他のプルメリアにも感染してしまうので
ちょっと厄介なんですね。

一番簡単な駆除の方法は、
「さび病にかかった葉を全部取り除くこと」

これで他に感染することはありません。

さび病を治療するための農薬もありますが
真夏にかかりやすい病気なので
炎天下の中で農薬を散布すると
プルメリアの葉っぱにもよくないし、
かけてる自分だって体に悪いです。

一度葉っぱをキレイに取り除いてしまい
新しく生えてくる葉っぱを大切にした方が
基本的には建設的な考え方だと思います。

僕の場合には焦らず慌てず葉っぱをむしります。

ちなみに、プルメリアの育種や生産を行っている
タイのプルメリア会社などでは、
さび病にかかってしまっても基本的には放置です。

雨季に生育し、乾季に葉が全部落ちますので
勝手に葉が更新されます。

プルメリア自体に致命傷を与えるような病気ではないですし
ただ、見ていて気分が良くない程度のものと考えてしまって
問題ありませんので、深刻に考えるのはやめましょう♪

予防としては、毎日葉っぱにシャワーで水かけて
清潔に保ってあげればOKです。

胞子になって飛んで感染する病気なので
胞子を落とせばよいわけですから。

対処療法よりも、予防のほうが大切ですよ!


プルメリアの植え替えは、プルメリアの花を咲かせるためという意味から見ても
かなり重要な作業になってきます。

花を咲かせるために植え替えはしないほうがいいとか
根詰まりさせると花が咲くとか耳にするのですが
これは全くのウソ。都市伝説並みに信憑性のないお話です。

ただ、プルメリアを植え替えすることで
花が咲きやすくなることは間違いないので
正しい植え替えをして、花を咲かせてほしいと思います。

プルメリアは約1年で鉢の中に根がしっかり回ります。
意外と根を張る植物なので、どんどん根が増えます。

IMG_0947

そこで植え替えが必要になってくるのですが
根に対してちょうどいい鉢の大きさというものがあります。

例えば5号(直径15センチ)の鉢に根が回っている場合
6号(直径18センチ)の鉢に植え替えるとちょうど良いです。

6号(直径18センチ)の鉢に根が回っている場合
8号(直径24センチ)の鉢に植え替えるとちょうど良いです。

8号(直径24センチ)の鉢に根が回っている場合
10号(直径30センチ)の鉢に植え替えるとちょうど良いです。

鉢の大きさは、花を咲かせるためにかなり重要な要因となるため
サイズをしっかり守り、植え替えをしてあげてください。

尚、植え替えの際、根っこを崩して植え替えたり
根っこを洗って植え替えたりする方がいらっしゃいますが
根は基本的にいじらないほうが良いです。

根鉢を崩さず、鉢から抜いた状態でそのまま植えつけてください。

植え替えの適期は、5月中旬~9月上旬までです。
気温が25度以上の時に植え替えたほうが良いです。
もちろん真夏でも大丈夫です。

ただし、10月も暖かい日が続きますが
植え替え後、根がしっかり新しい鉢に張る前に
冬が来てしまうため、冬越しが難しくなってしまいます。

そんな理由から、5月中旬~9月上旬までが
植え替えの適切な時期となります。

また、植え替える際の土ですが、
「観葉植物の土」を使うと非常に良いです!

水やりが楽になるだけではなく、
根っこも元気に伸ばしやすくなるので
成長の度合いが変わります!

是非、適切な植え替えをして、
素敵な花を咲かせてくださいね!


プルメリアは悪いタイミングで肥料を与えた場合
蕾を落としてしまったり、葉っぱが黄色くなったりします。

適切な時期に、適切な量を与えたいですね。

よくあるのが「弱ってきたので肥料をあげる」という行為。
これだけは、絶対にやってはいけません。

肥料は元気の素ですが、毒にもなる薬です。

さて、タイやハワイのプルメリアは
いったいどんなタイミングで肥料を与えているのでしょうか?

年間を通して温暖な気候なので、
1年中生育期になるような気候です。

肥料の基本は生育期に与えるというのが適切なタイミングです。
でも、実際に現地では年間3回しか与えていないのが現状です。

プルメリアは肥料がほとんどいらない植物なんです。

では、日本の場合、いつ与えるのがベストかというと
以下の通りです。

5月頃、最高気温が25度くらいで落ち着くタイミング。
10月頃、最高気温が25度くらいで落ち着くタイミング。

多くてもこの2回でOKです。
間違っても、花芽が上がってきたから、花を咲かせているから
という理由で肥料は与えないでください。

また、液体肥料は厳禁です。
効きが良すぎるため、花や花芽を落としてしまう原因となります。

肥料は、緩効性の化成肥料を与えてください。
その際、肥料の配合がありますが、あまり気にせず
10:10:10の比率のものや、8:8:8程度のものを選んでください。
(※肥料の比率はパッケージなどに書いてあります)

肥料を与えるのが面倒な方は
春、5月に与えるだけでも良いです。

肥料をたくさん与えたからと言って、花が咲くわけではありません。
成長するために必要な栄養分を補完する目的程度に思っていただければOKです。


プルメリアのお水やり。
お水をあげすぎちゃって茎がブヨブヨになっちゃったり
葉っぱが黄色くなってきちゃったり
そんな方が多いようです。

watering-can

もともとプルメリアは熱帯性気候の場所の植物です。
熱帯性気候ってどんな感じかというと
雨季と乾季がある気候の事です。

それをあなたのベランダやお庭で再現してあげれば良いわけです。

結論から言うと、
「お水やりはスコールのリズム」

まぁ、現地では庭木になってるくらい丈夫なプルメリアなので
可愛がり過ぎると具合が悪くなります。

戸外に放置、たまに水やり、雨風に当てる、
葉っぱの色が少々悪くなっても気にしない。

これくらいの気持ちが必要です。

お水やりはスコールのリズムと言いましたが
メリハリをつけてお水をあげれば良いわけです。

スコールは土砂降りな感じですから
お水をあげるときにはたっぷりとあげます。

たっぷりとは、2リットルくらいの事をさします。
鉢の下からお水が出る出る~~!

ってくらいあげます。

そして、鉢の土が乾くまでは放置。
ひたすら放置です。

僕の場合には、下葉が黄色くなりかけるくらい放置します。
水を切り気味に育てる事で、茎がしっかりと固く育つので
背が高くなった時に、重みで折れてしまうのを防ぎたいんです。

また、どっしりとした形に育てたいので
お水を頻繁にあげてしまうと、茎がヒョロヒョロと伸びてしまいます。
特に7月~9月の暑い時期にはとても伸びてしまいます。

だからこそ、ちょっとスパルタ気味に育てます。

葉っぱの色が悪くなっても大丈夫!!
葉は、11月上旬頃までどんどん茂りますから
色が悪くなった葉は勝手に落ちて、新しいものに変わりますので
あまり気にせず、ビシバシと鍛えてやってくださいね!

最後に、お水やりの余談ですが、結構大切なこと。

TVなどで、たっぷりはこれくらいですね~などと言いながら
適当な量のお水を与えてるシーンがありますけど、
正直なところ、あれでは足りません。

乾いた土にお水がしっかり染み渡るくらいというのは
かなりの量が必要です。

鉢に水が溜まり、そして鉢底に抜けていき、鉢の外へお水が出て行きますが
それを最低3回くらいはやらないと、全体的にしっかり水は行き渡りません。
だからこそ、しっかりたっぷりお水は与えてください。

そして、与えない時は全く与えない。これ大切です!


プルメリアはハワイやタイなどに良くみられるお花で、
熱帯性の植物です。

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熱帯の植物ですから寒さには弱いです。
ですから、日本の場合にはお庭に植えることができません。
(沖縄や宮崎などでしたら可能です)

花は、温度や日照があれば、初夏から秋まで咲き続けますが
ここ最近の日本の夏は暑すぎるので、夏は花が咲きません。

適温は20度~30度くらいまでで
その温度帯が成長する温度帯です。
日本の場合には、ワンシーズンで20センチほど背丈を伸ばします。

最近は日本の気候も亜熱帯のような気候に変わりつつあるので
真冬以外は外で育てる事ができるので、手軽な植物となりました。

ハワイやプーケットなどでプルメリアを見かけ
「自分の家でも咲かせたい!」と思ってご購入される方が非常に多いです。

上手に育てるポイントは5つ

お水のあげ方
肥料の与え方
年に1回の植え替え
ハダニやさび病になった時の対処
冬越しのしかた

これだけをしっかりやっていただければ
1年間でコツがわかりますので
お庭やベランダでスクスクと育てる事ができます。

やっぱり、香りのよいプルメリアの花を咲かせたいですから
咲かせるためのポイントをしっかり押さえることで
誰でも簡単に楽しむことができます。

育てるにあたり、普通の植物と同じように育てられるのですが
花が咲きにくいイメージを持たれている方が多いようです。
でも、実際は花も咲きやすく、病気や害虫なども少ない植物です。

憧れのプルメリアの花を一緒に咲かせましょう!